MAKING
LASTMAKING 木型作成
靴の作成において木型は全ての工程の始まりであり、木型の出来で靴のクオリティが決まるほど重要な物です。
当社では100パターン4000足を超える木型を保有しており、デザインにより木型を選定し靴の製作をしております。
トレンドを反映した木型開発は常にしており、毎シーズン5型~10型を新規で企画し開発して おります。
PATTERN パターン作成
デザインバランス・機能・安全性を考え、木型にデザイン画を描きパターンを製作しております。
パンプスなどのカットラインシルエットが重要なので、パターン作成で雰囲気が決まります。
CLOSING 裁断 製甲
革の伸びや特性に考慮しながら、キズや汚れなどを避け抜型を使いクリッカー裁断機で裁断をします。
革の張り合わせ部分や折り込み部分などを薄く鋤、糊を縫ってパーツを張り合わせ縫製を掛けて形にして行きます。
BOTTOM MAKING つり込み
つま先部に先芯、かかと部分に補強芯材を入れて行きます。
芯材はかかと部分の馴染みや戻りが有る、革製を全ての靴に使用しております。
木型に中底を固定しアッパー部分を木型に馴染ませながら、つり込んでいきます。
パンプスですと履き口と木型を釘で固定しより木型のラインが綺麗に出るようにします。
つり込みが終わった物の底面を底に合わせて削り、はみ出さない様に底と本体に糊を塗っていきます。
糊を乾燥させてアッパー部分と底を接着させ圧着します。
自然乾燥で1日~3日程度置き、木型と革が十分に馴染んでから木型を外します。
ヒールの取り付けには釘を4~5本打ち込み、一番強度が必要なセンターにはビスをボール盤で打ち固定します。
FINISHING 仕上げ
素材やスタイルに合わせて仕上げをしていきます。
革の小皺などは靴仕上げ用アイロンで丁寧に伸ばし、汚れなどはブラシやクリームなどを使用し取り除きます。
スムース革などは革に合わせたクリームで艶出し・保湿をし靴箱に入れます。
INSPECTION 検品
完成をした靴をX検査装置で異物の混入や、ヒール止め釘の本数や曲りなどを検品し外観検品を行い出荷致します。